オーストラリアにワーホリに来る前はあれこれモノを買って持ってきましたが、結局1年間住むのに必要なモノなんてわずかでした。
こんにちは。オーストラリアのパースでワーキングホリデー中のまえちゃん@Maechan0502です。
ぼくはそろそろオーストラリア生活が1年経つのですが、この1年で広いオーストラリアを7カ所移動し、水筒や箸、パンツなど多くのものを捨てたりなくしてきました。
特にパンツなどなくしすぎてたった2枚だけになった時は生命の危機を感じたのを、ぼくはつい昨日のことのように覚えています。
そこで捨てたり、なくしたりするストイックな生活の中でやっと気付いたんです。「こだわらなければ、生活するのに必要なモノなんてごくわずかなんだ」と。
というワケで今回はぼくが日本から持ってきて、今でも使っている必需品を紹介します。これからワーキングホリデーに行く方、そして海外で1ヶ月以上長期滞在したい人にはリアルに参考になる海外生活必需品です。
また実際にぼくが持っていったすべての持ち物リストは下の記事です。
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ではいってみましょう。
SIMロックフリースマートフォン
海外で使えるSIMロックフリースマートフォン。まずこれを持ってこい!と声を大にしていわせてもらいます。
なぜならオーストラリアでは家を借りる時も電話かテキストメッセージしないとコンタクトが取れないし、政府から書類を受け取る時も電話番号必須だからです。そしてこのインターネット社会は仕事を探すにしても、友達と連絡するにしてもネットが必須!
従ってハイスペックスマートフォンが重宝することになります。ぼくは持ってきたiPadが壊れても買い替えなかったと思いますが、持ってきたiPhoneが壊れたので買い直さなければなりませんでした。
それくらいもうスマートフォンは重要です。
今だと台湾メーカーのASUSが出しているZen Phone 2が、海外でも使えて安価なのでオススメじゃないでしょうか。
メモリ2GBで、容量が32GBのものなら3万円台前半で買えるので、こちらがオススメです。
携帯のバッテリー
スマートフォンを多用するので、次に困るのがバッテリーの問題です。特にiPhoneなんかは電池の持ちが悪いので、朝充電しても夜まで持ちません。そこで本当に役に立っているのがiPhone6を3回充電できる、この「Cheero 大容量モバイルバッテリー」です。
iPhoneだけじゃなくて、もちろんAndroidにも対応。さらにぼくのデジカメはAndroid携帯と充電プラグが一緒なので、手持ちのデジカメも充電できます。
オーストラリアにはなぜかこの手の商品がないので、みんなモバイルバッテリーの存在を知ると「日本のモノで今一番ほしいのはコレ!」と口を揃えて言ってます。
メーカーはネットで買えるAnkerかCheeroがオススメ。ビックカメラやヤマダ電機で買うより大容量で、しかも値段が同じなので、ネットでの購入がいいですね。
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iPhoneを6回充電できる最強のスマホバッテリー、cheero Energy Plus 12000mAhを購入したのでレビューします
Mac Book Air(パソコン)
スマートフォンの次に必要なのはパソコンです。特にオーストラリアでは履歴書を自分で作らなければいけないので、やっぱり合った方が便利です。図書館のパソコンを借りても作れるんですけどね。
英語の勉強にパソコンから映画を見てもいいし、デジカメで撮った写真を保存するにもパソコンは必要です。休みの日にシェアハウスの仲間を見ていても、どの国の人もパソコンを見ながらスマートフォンをいじっているので、パソコンは便利なんでしょう。
そんなオーストラリアですが、Appleが出しているMac Book Airを使っている日本人をよく見かけます。文庫本並みの薄さで、軽くて、持ち運びが便利。オーストラリアにもAppleストアがあるので、壊れてもどこでも修理できます。ワーホリするならMac Book Air!
またここでは日本の会社で働くのに疲れてワーホリに来た人が多いです。Windowsが会社で使われる古い日本の社会の象徴なら、Macはそれに対抗して無意識のうちに新しいライフスタイルを探したい人が選ぶパソコンのような気もします。
ハードディスク
Mac Book Airは起動スピードも速く、軽くて持ち運びも便利。これ以上欠点の付けどころのない最高のパソコンですが、唯一欠点があるとすれば容量の少なさです。
ぼくのMac Book Airは128GBしか容量がないので、しょっちゅう中身のデータを消すことになります。そこで外付けのハードディスクが必要になります。アイ・オー・データのハードディスクは壊れにくく、しかも大容量で安い。素晴らしいメイドインジャパン製品です。
愛用しすぎて、ぼくは3つもこのハードディスクを持ってきてしまいました。オーストラリアでは写真を撮ったり、友達からデータ交換したりとデータがたまる一方なので、1つは持ってきて損がありません。
USB
友達とお互い撮り合った写真を交換するのに便利なのがUSBです。現在は16GBでも1500円以下で買えるので、なるべく大きな容量を選ぶのがポイント。大は小を兼ねるのは本当ですね。
この鍵型USBは『Life Packing』という高城剛さんの持っているモノを紹介した書籍で発見したのですが、非常にオシャレでいつもカラビナというフックに引っ掛けて持っています。
だから突然「USBを持ってない?」と言われても、いつでも相手に渡すことができます。
デジタルカメラ
最近はスマートフォンの性能も上がり、スマホだけでも満足いく写真が撮れますが、やはり高性能のデジタルカメラにはかなわないと感じます。
特にこのぼくが使っているSONYのサイバーショット RX100は夜のシドニーのオペラハウスもハッキリと撮れて満足のいく性能です。さすがコンパクトデジタルカメラで最高性能と言われるだけあります。
一眼レフカメラやミラーレスカメラもいいんでしょうが、観光地で使っている人を見ているとレンズを換えているのがめんどくさそうです。だからiPhoneと同サイズで素晴らしい写真が撮れるこのカメラはオススメです。
モデルチェンジされたmk-2やmk-3は背面の液晶が動かせたりと進化してますが、型落ちしたこの初代のモデルはそのおかげで現在3万5000円で購入できます。海外生活してて「いい写真を撮りたい」「でもなるべく値段を抑えて買いたい」なら型落ちしたRX-100は狙い目です。
体重計
体重計、意外と役に立ちました。オーストラリアでは体調不良や食べ過ぎで本当によく体重が上下したし、また空港で荷物の重さを量る時に使えています。
そして体重計を持っていると、女性との会話のチャンスが増えます!ぼくは台湾人の女の子のシェアメイトに貸して「どうだった?」「何見ようとしてるよ!」とよくキレられていました(笑)
あ、これ、逆効果ですね。
ひげ剃り
ひげ剃りは電動派です。これは本当によく移動する旅する男性には必需品で、電池で動くのですぐに取り出せてひげを剃れます。1日1回は剃るものなので、空港から他の国に移動した日も手持ちのバッグに忍ばせておけば、空港や飛行機のトイレで剃ることができるんです。
刃物は飛行機の中に持ち運びできないから、コンパクトな電動ひげ剃りには重宝してます。
タコ足ケーブル
タコ足ケーブル、コレもワーホリに来る方は持ってきていただきたい。なぜならたいていワーホリではバックパッカーやシェアハウスなど大人数で住むので、電源の取り合いになるからです。しかも1人3つも4つも占有してたら、他のシェアメイトの怒りを買います。
現在は1日にパソコン、スマートフォン、デジカメなど1人でたくさん充電しなくてはならないので、タコ足ケーブルは重宝します。
今の時代パソコン、スマートフォン、デジカメの充電器には変圧器が内蔵されています。だから日本製のタコ足ケーブルにオーストラリアで使える変換プラグを差し、そこから充電器を入れれば問題なく充電できるので大丈夫です。
電源の変換プラグ
当たり前ですがオーストラリアと日本ではコンセントの形が違うので、オーストラリア用のものを持ってきましょう。ぼくは1つだけしか持ってこなくて苦労したので、2〜3個あれば困らないかと。
タコ足ケーブルを組み合わせて乗り切りましょう。
カラビナ
カラビナとはわかりやすく言えば、コンパス付きのキーホルダーと言ったところでしょうか?ぼくはこれに家の鍵と自転車の鍵、そして前述した鍵型のUSBを取り付けています。
本当に良かったと思うのは、この1年間まったく鍵の場所で「あれ、どこだっけ?」と悩まなくなったことです。いつも履いてるジーンズに引っ掛けているので、ジーンズを探せばすぐに出てきます。それにカンタンに落とさないこともポイント。
地味に活躍してくれてます。
速乾性タオル
ぼくはよくオーストラリアで他の都市に移動したのですが、移動する時にかさばるのが衣服です。特にバスタオルなんてかさばる最たるもの!なので、ぼくは水泳で使う速乾性タオルを使っていました。
もちろん使い心地はバスタオルにはかないませんが、数時間あれば乾くのと折り畳めばデジタルカメラほどの大きさにまとまるのがメリット。
シドニーのボンダイビーチに行く時も持っていって、敷物にしたりしてました。数ヶ月その場所に住むようになるなら、BIG-WやK-Martという衣料品を扱うオーストラリアの大きなチェーンストアでバスタオルを買えばいいかと思います。
圧縮袋
かさばる衣料品をコンパクトにする時に役立ったのが、この圧縮袋。特にAmazonで売っている圧縮袋は1500円以下で10枚も買えるので、ものすごく役に立っています。
オーストラリアではありませんでしたが、フィリピン英語留学時にルームメイトだった台湾人のKenに圧縮袋を見せたら、えらく「すごいね!」と感動していたのが懐かしいです(笑)
他のメーカーも使いましたが、どのメーカーもストッパーが壊れやすいので、安くてたくさん枚数の買えるAmazonの圧縮袋がコストパフォーマンスがいいと思います。
ブラケット
海外での飛行機や長距離バスの中は意外と寒いです。寝たいのにエアコンが効きすぎて寒くて寝れない……。そんな経験をぼくはもう何度もしました。
そんな時に役に立つのがブランケット。ぼくは格安航空会社(LCC)のタイガーエアラインでブランケットを購入しましたが、同じような品がこちらです。
友人のタイ好きバックパッカーのAくんは同じく紫のブランケットを持っていましたが「これ、タイ航空から借りてるんだよね」と言い張っていました。もちろん無料で貸し出しているブランケットを借りパクしているのは言うまでもありません(笑)
寝袋
意外とこの10ヶ月間愛用しているのが寝袋です。シェアハウスに移っても、提供される掛け布団だけでは薄くて寒いことがあります。そこでぼくはファームにいた時に使っていた寝袋を上にかけて寝ています。
オーストラリアのタスマニアでキャンプしていた時に使っていたテントやマットは使わなくなっても、最後まで寝袋は使っているので持ってきてもいいかもしれません。オーストラリアでも買えるので、かさばるのがイヤな場合は現地調達でもオッケーです。
北海道並みに寒いオーストラリアのタスマニアで使うのなら、最低使用温度が0度は保証されているものを購入したいところです。本当に寒いので。
トラベルキットパック
世界一周をしたHibilogの青木さん@yuuu_aのブログ記事を読んでていいなと感じたのが、モンベルのトラベルキットパックです。
一カ所に歯ブラシや薬、充電器などを入れられるので、キャリーケースにパッキングしたものをあちこちモノを引っ張りださないで済むようになりました。
男女問わずにオススメできる小型のバッグです。
包丁
オーストラリアの腹が立つところ。それは異常なまでの物価高です。コカコーラの500mlペットボトルが4ドル(約400)のこの国では、カフェでランチをしても軽く20ドル(約2000円)が財布から飛び立ちます……。
(2014年9月14日現在のレートは1AUD=97円)
そんな貧乏人のワーホリメーカーは自炊するしかない!しかしオーストラリアの包丁はどれも切れません!切れない包丁を使うって、意外とそれだけでストレスになります。
3ヶ月間フィリピン英語留学していた時にそれを痛感したぼくは、オーストラリアでワーホリする時に自分の包丁を大阪で買って持っていきました。
結果的にこれが大正解。他の国のシェアハウスメイトに貸したらみんな喜んで使ってくれるし、しまいには「日本に旅行しにいったら包丁を買って帰るよ!」とまで言ってくれました。サムライナイフのすごさはちゃんと外国人にも伝わるようです。
上の包丁はぼくの働いているオーストラリアのお寿司屋さんで使っているのですが、握りやすくて使いやすいです。日本から持ってきても損はしないと約束できます。
オーストラリアだとおそらくIKEAで買える包丁が一番使った中だと切りやすいですね。IKEAが近くにある方は買いに行ってもいいと思います。
日本から持ってくる際はもちろん機内持ち込みできないので、スーツケースに入れてフライト前に預けましょう。包丁は旅行には不要ですが、海外生活には要ります。
味覇
どんな料理下手も最高のコックに変身させてくれるのが味覇(ウェイパー)です。自炊の腕が求められるオーストラリアですが、とりあえず味覇(ウェイパー)をぶち込んでおけばなんでも素敵な中華料理に変わるので、ぜひ日本から持ってきてください。
醤油や味噌、味の素はオーストラリアでも買えますが、味覇(ウェイパー)だけは買えないからです!
キャリーケース
バックパック派?それともキャリーケース派?と聞かれたら、ぼくははっきりとキャリーケースはだと言い切ります。それはぼくが12~3キロのバックパックに荷物を全部詰めてフィリピン英語留学し、荷物が重過ぎて後悔したからです。
そこでキャリーケースを購入したのですが、結果的に大満足。取っ手の付いていないスーツケースは転がすのが大変なので、その分移動するのが億劫になります。だから取手が付いて移動しやすく、そして頑丈なカリマーのエアポートプロをオススメします。
そろそろもっと荷物が少なくていいことがわかったので、次は機内持ち込みサイズのキャリーケースで旅をしたいと考え中。荷物はコンパクトに、移動はワイドに世界中を旅したいですね。
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ついにワーホリに行くスーツケースを買ったぜ!Karrimor airport-pro 80Rを紹介します!
追記 帰国後に必須だと気付いたもの
この記事はワーホリ中に書いたものですが、帰国後に改めて必須だとものを紹介します。
マネパカード
まずぼくがオーストラリアにいく前は使えませんでしたが、日本円をオーストラリアドルに両替して、オーストラリアで引き出したいならマネパカードがオススメです。
こちらは自分の日本円を日本のコンビニのATMか、ネット上の口座に銀行から振り込み、ネット上で両替します。あらかじめ自分の好きなタイミングで両替して、その時の金額をオーストラリアについてから引き出せるので、オーストラリアに着いた時の両替レートに振り回される心配がありません。
詳しくはこちらのまとめ記事をどうぞ。
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まとめ モノを捨てよ。世界へ出よう
振り返るとここまでぼくがモノを少なくして海外で生活できたのは、高城剛さんの『モノを捨てよ、世界に出よう』と『Life Packing』という書籍のおかげです。この2つの書籍を読んだおかげで、高性能かつ実用的でコンパクトなモノを追い求めるようになりました。
荷物がコンパクトになればなるほど移動しやすくなるし、移動すればその分だけ新しい経験を得られます。
オーストラリアでわかったのは、自分の合っていない場所に長く住み続ける必要なんてないってことです。新しい場所に行けば住むところも、友人関係も、仕事も、そして自分の気分も変わる。それで何度となく運が好転しました。
日本にいると「一カ所で歯を食いしばって頑張れ」と真面目な顔で言われますが、両方を経験したぼくはイヤなことがあれば移動して新しい経験を得た方がいいと実感してます。
そのためには日々荷物を少なくして、何があっても移動しやすくできる準備をしておくこと。
仕事も今やパソコンとネットがあれば稼げる手段がたくさんあるし、新しい可能性の時代に向かっているのではないでしょうか。
それを感じることができたオーストラリアワーキングホリデーでした。そろそろぼくのワーホリもあと1ヶ月で終わるので、またパッキングし直して旅に出ようと思います。
そして今度は使わなかったどうしようもないモノの記事をまとめてみたいです(笑)
ではまた!
[関連書籍]
ぼくがこれらの使った道具を集めるために参考にした書籍がこちらです。そこらへんのワーホリ本の持ち物欄とは比較にならないくらいアイディアにあふれれてて、とても参考になりました。
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