客観的に見て、ワーホリより世界一周の方がヌルい


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さて挑発的なタイトルをつけてしまいました。しかし実際にワーキングホリデー中のぼくはリアルに感じます。

世界一周した人が出版する本って多いし、みんな世界一周って言うと偉業を成し遂げてるように感じるてる。

だけど世界一周ってただの長期観光旅行でしょ?

それに比べて、ワーキングホリデーしている人の評価は非常に低いです。なんせワーキング「ホリデー」と名前が付いているので、「海外でこの人アルバイトしてきたんだな」と日本で冷たい目で見られがちです。

言わせてほしい。オレらは海外フリーターじゃない!!

というわけで、今回は遊んでると思われているワーキングホリデーが、いかに異国でサバイバルしているかを紹介します。

世界一周をディスるつもりはありませんが、ワーキングホリデーを差別するのはもうやめてください。日本のみなさん。

1.先人は言った。「旅行すればその国のいいところが見えてくる。働けばその国の悪いところが見えてくる」と。

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まずもう初めに絶対に揺るぐことがない結論を紹介します。客観的に見てワーキングホリデーの方がしんどい根拠はここです。

「旅行すればその国のいいところが見えてくる。働けばその国の悪いところが見えてくる」

この言葉は非常に有名です。ぼくのネパール人のシェアハウスメイト、ニスチャルも同じことを言っていました。もう世界共通の認識なんだと思います。

そりゃ世界一周は楽しいでしょう。だって自分の行きたいところにほぼ自由に行けるんですもん。

おカネ使っていれば、その国のお客様。その国の好きな観光地に行って、やりたいことをやれて楽しいと思います。

だけどおい、ちょっと待ってくれ。こっちは銀行口座開いて、家と仕事探し、なんかトラブルあったら自分で解決しなきゃいけないんだぞ!

どう考えてもワーホリのほうが厳しいです。わかりやすく言えば、「1年間東京を観光してこい」という提案はみんな喜んでやると思いますが、「1年間東京で働いてこい」と言われたら嫌がるに決まってます。

ワーキングホリデーはその国に住み、そして仕事を探して働いてみるというサバイバルです。

もうこれで結論は出てると思いますが、さらに具体的に世界一周のほうがヌルいと思われるポイントを挙げていきます。

2.世界一周は国を変えられれるが、ワーホリは国を変えられない

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世界一周は非常にフレキシブルです。実際に世界一周した方も語ってましたが、メシがマズイと思えば国を変えられるし、いる国の物価が高いと思えば、次は安い国を選ぶことができます。

しかしワーキングホリデーは国を変えられません。しかもここオーストラリアは物価が世界一高い国。なんせコカ・コーラの500mlペットボトルが約400円する国です。

他のワーホリに来てる人も嘆いてましたが、おカネが減るスピードが尋常じゃありません。貯金を貯めてても一気になくなっていく。

しかも外食なんてした暁にはパスタ一皿約1600円。昨日台湾人の女の子、リリーとカフェに行きましたが、彼女が頼んだチーズケーキは9ドル(約900円)でした。

恐るべきオーストラリアの物価の高さです。仕事と十分な貯金がなければ、「帰国」の2文字がちらつく絶望的な気分に陥ります。

3.世界一周は仕事しないが、ワーホリは仕事するために来ている

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世界一周はどの国へも観光ビザで入っているので、仕事をする必要がありません。むしろ働くと法律違反です。そのあたりがラクなところでしょう。

たまにストリートパフォーマンスで稼いで世界一周をする人もいますが、あくまで例外です。

その一方でワーキングホリデーは最初の数ヶ月から半年間くらい過ごせる貯金だけ持ってきて、あとは働く人が大多数です。働かなくては生活費がねん出できません。

さらに働けば、その国の嫌なところがたくさん目に映ります。

たとえばオーストラリアではローカルジョブイリーガルジョブと呼ばれる、2つの仕事があります。

ローカルジョブは法律で定められた最低賃金を払ってくれる仕事です。物価の高いオーストラリアでは時給17ドル(約1700円)をきちんと払ってくれます。

しかしイリーガルと呼ばれる日本食レストランやチャイナレストランで働くと、正規の賃金を払ってくれません。こっちが英語も満足に話せず、かつすぐ国に帰る弱い立場を利用して人件費を時給8ドル〜12ドル(約800円〜1200円)で買い叩きます。

これが移民の多い国での問題点です。きっと日本でも中国人などの給料を日本人より下げて働かせているんでしょう。

総じてワーキングホリデーに来ている人は、ワーホリする国のいいところと悪いところ、両方を目の当たりすることになります。一つの国しかいませんが、その国を深く理解できるのはワーキングホリデーです。

4.世界一周はおカネを節約することのみ考えればいいが、ワーホリは稼ぎつつ節約しなければいけない

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おカネの問題が続きますが、世界一周するための資金は出発の時点で全部なければ旅立つことができません。世界一周旅行しながら稼ぐ人はまれですので、基本は貯めたおカネをいかに引き算するかの旅です。

しかしワーキングホリデーはおカネを稼ぎつつ、節約するという両方を考えなければいけません。

仕事がない時は安いパスタを買ってきて腹を満たし、一生懸命履歴書を配って面接を受けまくる。また最後にその国を旅行したければ、おカネを稼ぎつつそれを貯金に回します。

そう日本で働くのとやっていることはたいして変わらないのです。

5.世界一周はトラブルの幅が狭いが、ワーキングホリデーはトラブルの幅が広く、そして深い

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世界一周におけるトラブルはそこまで幅が広くありません。「持っていた持ち物をひったくられた」「財布が盗まれた」「恐喝、ぼったくりにあった」など、どれも遭いたくもないけど、トラブルの数で言ったら少ない方でしょう。

その一方でワーキングホリデーは世界一周で遭うトラブルプラス、さらに問題が続出します。

給料の不払い、住んでいる家の契約で揉める、人間関係のトラブルなど、多種多様です。

お財布を盗まれるのも痛いですが、ぼくの経験上稼いだはずの給料が支払われないのは、また別の意味の悔しさがあります。

また短期間の出会いと別れを繰り返す世界一周と違い、比較的長期間の人間関係になりやすいワーキングホリデーでは人間関係のトラブルも多いです。

ぼくは住んでた家の光熱費の件で揉めました。面倒くさい契約などのトラブルは確実にワーキングホリデーの方が多いでしょう。

まとめ ワーキングホリデーはたしかにしんどい。でもその分自分を成長させてくれる

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さてまとめましょう。

世界一周は長期観光旅行であり、ワーキングホリデーはサバイバルであると。

世界一周を楽しかったという人は多いですが、ワーキングホリデーを単純に楽しかったと言える人はほとんど聞きません。

貯金がみるみる減っていく物価の高さ。それでもなかなか仕事が見つからない時の絶望感。

異国で家を借りて、トラブルを乗り越える苦労。

そしてたまに訪れるホリデー。

世界一周をヌルいといってしまいましたが、逆にワーキングホリデーの方がしんどい理由は異国の地に住むからです。

しかもぼくらのワーホリ経験は苦労した割に、どれほどその後の人生に影響を与えてくれるんでしょうか?

ぼくはまだワーホリの途中なのでわかりません。

でも自分の手で仕事を探し、必死に英語でアピールして仕事を勝ち取る。時には外国人の友達と仲良くなり、一緒に仕事や生活をする。そしてお互いのカルチャーを理解する。

生きる意味での基礎体力が上がるのはワーキングホリデーでしょう。現にオーストラリアでワーホリを終えたぼくの友達はこう言ってました。「アタシ、他の国でも生きていけるって自信がついた」と。

ぼくもしんどい思いばっかりしてますが、ワーキングホリデーを選んだことは間違いじゃなかったと思います。将来は海外に住んで、ちゃんと自分のスキルを持った仕事で働きたいですし、そのための準備をするならワーキングホリデーは良い選択肢でした。

もちろん世界一周で面白いことをしてきた人たちは何人も知っていますが、旅行は非日常の経験なので、また海外で暮らす経験とは違ったものです。

だからこそイマイチ理解されていないワーキングホリデーについて、もっと日本でも理解が深まってほしいです。なんせワーキングホリデーに参加している人がやっているのはサバイバルなので。

まあこう言うことを言うと永住権持っている人から「オマエらのやっていることはただのアルバイトだ!」と叩かれたりするんですけどね。笑

ではまた!

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