初めて自分で仕事を作っておカネをいただいたので、素人がイチからブログ開設ワークショップを開いた流れをすべて紹介します。
こんにちは。先日銀座でブログ開設ワークショップを開いたまえちゃん@Maechan0502です。
今回『ひろろーぐ』の田口くん@tagu_h1114_18と一緒に「1/17(土) 初心者でも安心♪WordPressでブログ開設ワークショップ@銀座を開きます」を開催しました。
前回会社に勤めず、自分で仕事をつくる。企画からブログ開設ワークショップを開いた流れを解説しますという記事で、企画から当日のスケジュールまでを書きました。
第2回目はきてくださったお客さんの男女比率、どっちのブログから来てくれたか?、そして最終的にいくら利益が出たのか?というセキララのデータを公開しています。
では行ってみましょう!
来てくれた参加者の比率
男性6名、女性1名。
相方の『ひろろーぐ』を見てくれて応募してくれた参加者さん
6名 (うち2名が田口くんの個人的なつながり)
ぼくの『あしたはもっと遠くへいこう』を見て応募してくれた参加者さん
1名
【参考】直近のおたがいのブログの月間アクセス
前原の『あしたはもっと遠くへいこう』 6万ユニークユーザー
田口の『ひろろーぐ』 2万8,000ユニークユーザー
※ユニークユーザーとは単純に人数のこと。ただ同じ人がスマホとパソコンの両方からブログへアクセスした場合、ユニークユーザーは2名としてカウントされる。だから見てくれている人は厳密に言うとさらに少なくなる。
集客の考察
自分ではけっこう衝撃的なことに、当日の参加者さんでぼくのブログ経由で参加していただいたのは1人でした。本当に来てくださったかた、ありがとうございます!
ぼくのブログは田口くんの2倍の人に見てもらっているんですが、どうやら月間のアクセス数は本当に参加者さんの数に比例しないようです。
これをもう少し突っ込んで考察すると、ぼくのブログのテーマはフィリピン英語留学、ワーキングホリデー、そして台湾観光です。そして相方の田口くんのブログデーマは田舎暮らしでした。
実際に来ていただいたみなさんの話を聞くと、田舎暮らしや田口くんのやっている地域おこし協力隊に興味あるとのこと。実際に田口くん自身に会ってみたいという需要もありました。
彼自身も複数の仕事を作って田舎で暮らしていく「ナリワイ」という働き方を実践していて、その1つにブログ収入があります。田口くんのブログのほうがブログでの情報発信の大切さを訴えているので、みなさんはブログ作りに興味があったのかと思います。
またぼくのブログはやはり読者の人が広範囲だったのを再認識しました。なぜなら「オーストラリアでやってくれたら行ったのに!」や「台湾でやってください!」、「名古屋や関西でやってもらえたら行ったかもしれません」と言われたからです。「3月にぼくが帰国したらやってください」というコメントももらいました。
……結論。ぼくのブログを読んでくれている人は「日本にいないことが多い」
今回は告知が1週間しかなかったのも問題でしたが、ぼくが単体でやった場合どれほどの集客力があるか課題が増えました。
進行について
時間 | 当日のタイムスケジュール |
---|---|
9:30 | 主催者会場入り 準備開始 |
9:45 | 開場 |
10:00 | 主催者あいさつ 参加者自己紹介 |
10:10 | 田口によるWordPressというブログサービス説明 |
10:20 | レンタルサーバー登録 (ロリポップ) |
10:45 | 独自ドメイン取得 (ムームードメイン) |
11:05 | 独自ドメインをレンタルサーバーにひも付け |
11:15 | ブログの外観デザインの選び方 説明 |
11:30 | 休憩 |
11:45 | WordPressインストール |
12:05 | WordPressの使い方説明・プラグイン実装 |
12:25 | 前原・田口のブログトーク |
質疑応答 | |
12:50 | 終了・撤収 (アンケートを書いてもらう予定) |
当日のタイムスケジュールはこんな感じでした。実際のワークショップはほぼタイムスケジュール通りに進みましたが、最後にぼくらの話の部分が長かったです。
「ブログを書いてて良かったこと・苦労してること」と、「ブログを書く時に大事にしていること」を語ったのですが、ここの時間配分を間違えました。前日の打ち合わせで「どうしても人は話すと長くなっちゃうものだからね〜」と言っていましたが、まさにその通り!予定をオーバーさせてしまいました。
これで質疑応答の時間が減り、さらにアンケートを書いてもらい忘れたので反省です。
当日の売上と諸経費、そして利益
さていよいよ気になる利益です。最終的にはいくらだったんでしょうか?
売上
売上 | ||
---|---|---|
ワークショップ | 21,000 | 参加費3,000円×7名 |
諸経費
諸経費 | ||
---|---|---|
会場費 | 9,140 | 銀座 beez店 (3時間半) |
独自ドメイン代 | 1,080 | 540円×2 (練習用と本番用) |
合計 | 11,240 |
利益
ワークショップの利益 | |
---|---|
売上 | 21,000 |
諸経費 | 10,220 |
利益 | 10,780 |
利益10,780円を主催者の2人で折半。
また「今回は前原くんが資料作成とかいろいろがんばったので、多めにもらってもいいんなじゃない?」という田口くんのお言葉で、少し多めにもらう。
前原 5,780円の利益
田口 5,000円の利益
前原個人の利益
前原の個人的利益 | |||
---|---|---|---|
利益 | 5,740 | ||
諸経費 | 1970 | ||
交通費 | 930 | 地元駅から銀座までの往復交通費 | |
打ち合わせ代 | 190 | 前日サイゼリアでのドリンクバー | |
昼食代 | 850 | 終了後の会食で食べた刀削麺 | |
最終利益 | 3,770 |
3,770円が今回の前原の個人純利益!!
利益の考察
さて利益は3,770円でした。本番は3時間。そして準備期間として3日間ほどスライドショーの作成に費やしたので、時給換算すると相当低そうです。
しかし本当に今回は赤字にならなかっただけで合格点です!本当によかったと思います。わずかながら利益が出たところでも本当に恵まれていました。
またスライドショーは一度作ってしまえば応用が効くので、次回以降同じブログ開設ワークショップのイベントを開けば、資料作成の時間は初回より大幅に少なくなります。
経費の部分を考えると、今回は銀座でやったので会場の費用が非常に高かったと2人で話し合いました。
次回以降やるなら電源カフェ 銀座beez店より安くて、電源とフリーWi-Fiが確保できる会場探しが課題です。またウチから銀座は若干遠かったので、交通費を削減するために渋谷あたりにしたいと思いました。
また利益を上げるには経費を削減するだけでなく、収入自体を増やすことが考えられます。具体的には今回のワークショップの参加費用が3,000円だったので値上げするか、7人の定員をさらに増やす方法です。
あんまり儲けるつもりはないのですが、参加費を3,500円や4,000円にすれば利益はその分出るでしょう。終了後にアンケートで値段が妥当だったかを聞くといいかと思います。今回ぼくらはアンケートを用意しつつ、最後に感想のアンケートを書いてもらうのを配り忘れたので、そこが失敗でした。
また参加者の人数を増やすのも手です。しかし実際は2人で7人を見ていっぱいいっぱいだったので、たぶんぼくは2人でやって8名、いけても10名までが限界です。
総合的な考察 自分ができるナリワイを目指して
さて今回は数字で「集客」、「タイムスケジュール」、そして「利益」の面を振り返ってみました。実際にやってみて、ぼくのブログからの集客面などの課題はありましたが、非常にこれから先も可能性を感じています。
何より自分が自信を持ってできていたのが新しい発見でした。ぼくは就職活動の面接でキョドキョドしてしまうタイプで当日も不安だったんですが、自分が自信のあることだときちんと説明できたのが嬉しかったです。
ブログの名言に「自分の当たり前は他の人の当たり前じゃない」という言葉があります。今回「ブログの開設ワークショップに、おカネを払ってまで習いたい人がいるんだ」という反応をもらいましたが、実際にこの名言通りじゃないかと感じます。
他の人が困っていることを手助けすることで、おカネを受け取れとれる。
自分で当たり前にできていることでも、人にとってはおカネを払ってやってもらいたいことになります。アルバイトや会社で働いたら長時間に労働に耐えたり、クレームを受け付けることが仕事だと考えたりしますが、仕事において一番の土台になっているのはこれなんじゃないでしょうか?
ぼくは実際にやってみてそう感じました。
そしてこれこそサラリーマンが大半を占める日本の社会で見えなくなっている部分だと思います。現代はリストラや倒産のリスクが働く上の起こりうる常識です。だからこそサラリーマンの副業が注目されているんでしょう。
誰もが仕事にできるスキルを持っている。それを見つけて、相手に届くように宣伝し、そして一生懸命サービスを提供することこそ、これから先求められていることだとぼくは思います。
だからこそ今後もぼくは自分の手でワークショップを作っていきたいです。それでは次の記事ではこれからワークショップを開きたい人のために、ぼくらなりの反省点と注意点をまとめたマニュアルをアップします。
ではまた!
[関連記事]
今回ぼくと田口くんはこちらの本の影響で複数の仕事を作ろうというアイディアを受け、実践してみました。
[関連記事]
コメント