いま一番アツい台湾みやげは、中国のアップルと呼ばれるシャオミ製品を、台湾で買って日本に持ち帰ることかもしれません。
こんにちは。2015年6月に日本から台湾へ引っ越してきたまえちゃん@Maechan0502です。
さて前回の記事にも書きましたように、いま台湾で中国企業のシャオミが台湾人の若者男性のハートをガッチリ掴んでいます。
パクリiPhoneを売る中国企業シャオミを笑うぼくらこそ、国際感覚のない痛い日本人かもしれない – あしたはもっと遠くへいこう
このシャオミはアップルのiPhoneやサムスンのギャラクシーシリーズと同じ性能のスマホを3万円台で売りさばくことで、中国のトップに上り詰めました。また驚くべきことに周辺機器のイヤフォンやリストバンド型のウェアラブルデバイスが2千円以下で買えるのに、ビックリするくらい性能が高いのです。
どうでしょう?中国企業のシャオミの2千円イヤフォンが、ドイツ企業のゼンハイザーの6千円イヤフォンと同じクォリティーを鳴らすと聞いたら、ちょっとほしくなりませんか?
そして今まさにシャオミ版アップルストアというべき小米之家 (Mi store)が台湾の首都台北市内の行天宮駅近くにオープンしたので、誰でも気軽に台湾の店頭でシャオミ製品を買えるようになりました。
もうこれはガジェット好きなら、台湾みやげにここでシャオミ製品を買って、日本に帰って試してみても良いと思うんです。いやむしろここに来ることで、日本では感じられない中国企業の勢いが味わえるのですから、男性陣なら絶対来たほうが良いでしょう!
というワケで、台北在住のぼくも先日オープンしたばかりの小米之家 (Mi Store)に足を運んだので、行き方と購入のやり方、そしてオススメの商品紹介をしてみます。
では行ってみましょう。
小米之家 (Mi Store)への行き方
小米之家 (シャオミストア)は台北市内を通るMRT (地下鉄)の行天宮駅にあります。行天宮駅は黄色の路線で、どこかで乗り換えないと行けないのですが、行天宮駅自体は台北市内のど真ん中にあるので行きやすいかと思います。
行天宮駅周辺は台湾に進出する日本企業がオフィスを構える場所なので、もしかしたら日本人ビジネスマンにとって、なじみある場所かもしれませんね。
行天宮駅の改札口を出たら、左側の3番出口へ向かいましょう。
エスカレーターを昇って外へ出ると、左側にシャオミストアへ続く階段がありました。
ストアに続く階段を登ると、途中にシャオミーの看板商品 小米noteが飾られています。ええ、iPhoneのポスターにそっくりですね。
階段を登りきると、ついに小米之家 (シャオミーストア)に着きました。
シャオミー製品の紹介
店内に入ると白を基調として、木製の机が置いてありました。もうアップルストアをモロパクリしているのはお約束なのですが、その上にディスプレイされているのがシャオミ製品です。
しかしシャオミをパクリiPhoneとバカにできるのもここまで!こちらのシャオミ製品が高品質低価格で本当にすごいのです。
まったく日本では無名なので、1つずつ紹介しましょう。
小米手機 Xiaomi Mi4
まずこちらがシャオミーのフラグシップ機、Mi4です。
- 16GB 6499台湾ドル (約24,400円)
- 32GB 7299台湾ドル (約27,500円)
1台湾ドル=3.75円 2015年8月25日現在
まあ非常にiPhoneに似ているのは否定しがたい事実です。カラーバリエーションまで5色で展開しているんですから、もう言い訳のしようがありません。
しかしシャオミーは創業以来、この年1回発売するMiシリーズだけを売ることで、中国でトップに上り詰めました。
言うまでもなく、他の製品を多数作って販売すると、その分開発コストや製造コストがかかります。
それをこの1つの製品だけに絞って売ることで、製造コストを抑えることができるんです。しかもこのMiシリーズのアップルのiPhoneやサムスンのギャラクシーシリーズと同性能で、かつ3万円以下というお値段。
ホリエモンこと堀江貴文さんもブログでべた褒めしていましたが、触ってみると「パクリでもよくここまですごい製品を作ったな……」とビックリします。
『Xiaomi』(小米/読み「シャオミィ」)という中国のスマートフォンがスゴい。とにかくスゴい。 | ホリエモンドットコム
小米Note Xiaomi Note
続いてiPhone 6 Plusと同じ5.7インチの画面サイズを誇る、Xiaomi(シャオミ) Noteです。
カラーバリエーションは黒と白の2つから選べます。
そして気になるお値段は
- 64GB 12,499台湾ドル (約47,000円)
1台湾ドル=3.75円 2015年8月25日現在
です。
画面も日本のSHARPやジャパンディスプレイから供給されているので、クォリティーが本当に侮れません。
アップルに対するこだわりがなければ、12万円くらいする同性能のiPhone 6 Plusよりたった5万円で購入できるXiaomi(シャオミ) Noteに流れても良い気がしました。
紅米手機2 Redmi2
そして今台湾で猛威を振るっているのが、こちらのシャオミーが出した格安スマホのRed miシリーズです。
ぼくの台湾人友達のキャスパーが持っていたのもRed mi (レッドミー)でした。
このスマホの魅力はズバリ値段!
- 8GB 3,299台湾ドル (約12,400円)
1台湾ドル=3.75円 2015年8月25日現在
データ容量は8GBで少ないですが、撮影やダウンロードをしない人なら問題ありません。
もっぱらインターネットと電話だけ必要なユーザーのニーズは応えられるようになっています。
小米平板 Mi Pad
そして最後はMi Pad (ミーパッド)です。こちらは16GBのタブレットですが、一見iPadと見間違うほどの外見になっています。
- 16GB 6,999台湾ドル (約 26,300円)
1台湾ドル=3.75円 2015年8月25日現在
16GBで少ないように思えますが、ちゃんと128GBのマイクロSDカードを差し込めるスロットが付いています。
サクサク動くiPadそっくりのソフトシステムのタブレットが、たった2万7千円で買える。話のネタにもなるし、力をつけている中国企業の実力もわかるので、こちらのMi Pad (ミーパッド)は台湾みやげにオススメです。
実際にシャオミー製品を触ってみた
さていくら写真を撮っても伝わりきらないと思うので、今回動画を撮ってみました。いかにシャオミ製品がiPhoneっぽさを忠実にAndroidで再現しているか、ご覧ください。
こちらがシャオミのMi 4 (ミー フォー)を動かしてみた動画です。複数展開してるアプリを消すときの動きに注目を!まさかiPhoneそっくりの消し方を再現しています。「よくAndroidでこれを再現したな!」という驚きがあります。
またこちらは小米noteなのですが、Androidはグーグルが提供しているソフトなので、必ず検索バーと時計が付いています。
しかしシャオミはこれを簡単に消せるようになっているので、自分で消してしまえばiPhoneそっくりのスマホの誕生です。
どうでしょう?ここまでできれば、何らiPhoneと変わりません。
しかも消せるのはちょっと工夫すればできますが、しっかりユーザーに使いやすいようソフトを作り込んでいるので、決して使った人は「コピーiPhone」と文句を言わないのです。
シャオミの周辺機器アクセサリーは一番お買い得
さてそうはいってもスマホやタブレットを買い替えるとなると、ハードルは高いと思います。それはぼくも一緒です。だからこのシャオミストアでオススメのおみやげは、たった2千円で買えるスマホの周辺機器なのです。
シャオミイヤフォン
たとえばシャオミイヤフォンです。
- 255台湾ドル (約 960円)
- 495台湾ドル (約 1,860円)
1台湾ドル=3.75円 2015年8月25日現在
こちらのイヤフォンは安いタイプが255台湾ドル (約 960円)、高いタイプでも495台湾ドル (約 1,860円)で購入できるので、台湾みやげにピッタリ。
ぼくも購入しましたが、約2千円のシャオミイヤフォンが6千円の自分のゼンハイザーイヤフォンのクォリティーを超えてしまい、心の底からビックリしました。
シャオミリストバンド
またシャオミリストバンドもあなどれません。心拍数を計ったり、ランニングした距離を自動計測してくれるのですが、こちらの製品も同じく495台湾ドル (約 1,860円)です。
色も5色で展開していてカラフルだし、防塵防水機能付き。30日間充電なしで稼働できます。そして計ったデータはアプリでチェックできるので、自分の体調を判断できます。
しかもアプリはAndroidだけではなく、iOSでも展開しているので、iPhoneを持っている人もこのリストバンドは使えます!
こちらは「おっ!ほしい!」と思う台湾人が多いらしく、現在ストアとオンライン上でも売り切れ。
ちょっと今これがどうしてもほしくなったぼくは、入荷したら絶対に購入しよう!と楽しみに待っています。
シャオミヘッドフォン
さらにシャオミはヘッドフォンも売っています。
- 2,495台湾ドル (約 9,360円)
1台湾ドル=3.75円 2015年8月25日現在
ヘッドフォンの色がゴールドなのが、中国企業や中国ユーザーを表していると思いますが、iPhone 6から金色が発売されているので、たしかにマッチします。
ぜひ店頭で音を体験してみてください。1万円とは思えないクォリティーです。ぼくは以前購入した8千円のオーディオテクニカのヘッドフォンより、こちらのシャオミヘッドフォンのほうが音質と使い心地は格段に良かったです。
他にも様々なシャオミ製品がある
他にもスマホを充電できるモバイルバッテリーや、シャオミのマスコット米兎もいましたが、こちらは日本でも買えたり、マスコットは良くないとぼくは感じるので、紹介を控えさせてもらいます。
特にシャオミのマスコットはダサすぎるので、ぼくは嫌いです。
しかしオススメしたシャオミ製品は高品質低価格なので、デジタル製品が好きなら足を運ぶべきです。
シャオミ製品の購入のやり方
購入は店員さんに話しかけてほしい商品を指差すだけでオッケー。オープンしてから2週間は整理券が必要でしたが、最近は整理券要らずで購入できます。
クレジットカードもつかえるので安心です。また接客する人は当然台湾人なので、おそらく中国のシャオミストアより接客は良いはず。
ぼくもほしいものを伝えたら、丁寧に支払いまで進むことができました。
注意してほしいのが、売り切れ商品です。
店内の入り口にプリントされた紙が張ってあるのですが、こちらに書かれている商品はないので、気をつけましょう。
またほしい商品を確実に店員さんに聞きたい場合は、あらかじめインターネットのシャオミホームページでほしい商品の写真をとっておき、お店で直接写真を見せながら店員さんに見せるのが確実だと思います。
まとめ 中国文化と日本文化の交差点 台湾で中国企業の勢いを感じてほしい
さていかがでしたか?いま台湾では本当に中国企業シャオミの勢いが増していて、すでに台湾スマホメーカーのHTCが経営危機に陥っています。HTCの経営のマズさもあると思うんですが、中国企業のシャオミがユーザー目線で台湾人の心をつかんでいるのは間違いありません。
よく台湾は中国市場へのゲートウェイだと言われ、台湾で成功した日本製品や台湾芸能人はそのまま中国の巨大市場でも受け入れられる可能性があると言われています。
しかし今起きているのは、中国市場で成功した企業の海外進出です。シャオミは新興国狙いですので、台湾でウケても日本になかなか進出してこないでしょうが、台湾人に受けたら日本人にも受ける可能性は十分あります。
中国製品を「コピーだ!粗悪だ!」と口でバカにするのは簡単ですが、台湾に来たらシャオミストアで今勢いのある中国企業の実力を確かめてほしいです。
中国文化と日本文化の交差点である台湾は、中国の勢いを日本人が一番ソフトな形で感じられる格好の場所なのですから。
そして台湾を中国文化と日本文化の交差点と知って旅をすることこそ、面白い視点を持った台湾旅行になると、台湾在住のぼくは思います。
ぜひ台湾みやげにシャオミ製品はどうでしょうか?
ではまた。
[シャオミストアの場所]
台北市内を通る黄色のMRT (地下鉄) 行天宮駅の3番出口を出て、徒歩20秒。
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