突然ですが、日本に住んでる男性のみなさんは台湾女子にモテる魔法の言葉を知りたくなくないですか？
どうも。台湾在住・成金ブロガーのまえちゃん@Maechan0502です！
さてぼくは現在台湾の台南の大学で中国語を習ってるんですけど、ついに台湾人女性の先生から教えてもらったんですよ！
台湾人女子にモテるマジックワード (魔法の言葉) を！！
なんでも「我有銭！ ウォーヨーチェン (オレ、金あるよ！)」って言えば、台湾人女子からモテるっていうじゃないですか！！
あー、やっぱ世の中カネだったのね！！老師！(ラオシー 注：先生) 早くそれを言ってよ！
プロブロガーのぼくもようやく収入なら日本の大卒の初任給と同じくらいリッチになったので、ちょっとここは台湾で、台湾女子に言ってみようじゃありませんか。
「我有銭！ (オレ、金あるよ！)」って！
というわけで、実際にやってみたらマジで泣きそうな悲劇が起きたので、今回は「実録！台湾女子に金持ちアピールしたらエライことになった」を発表します。
いいですか？日本の男性諸君！！思いつきで金持ちアピールするのはやめるんだ！！
ではどうぞ……。
金持ちアピールする相手探しは、出会い系アプリのTinderで
さて今回ぼくとデートしてくれそうな台湾人女子を探すために使ったのが、海外でおなじみの出会い系アプリTinderです！！
過去にこのアプリを使って画面も見ずにイエスを押しまくったら、東京に住んでいる台湾人の友達とまさかのマッチングして「バーカ！！」って言われるし、ロクなことがありません。
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しかしあれから2年！！今度こそ成長したはず！！
うちのオレもやればできる子なハズなんですよ！！ビリーブミー！！
というわけで、久々にTinderを台湾の台南で使ったら、日本語のしゃべれる台湾女子とマッチングしました。
どうやら彼女は台北に住んでいる様子。
なので、ぼくは「クリスマスイブに日本語と中国語を教え合おう！台北に行くから！」という話を持ちかけ、
台湾人の女の先生に教えてもらった台湾人女子にモテるはずのマジックワード、
「我有銭！ (オレ、金あるよ！)」
アピールして、レストランに誘うことに成功しました。
実際に送ったTinderの画面
台湾人の女の子がやたらと「我有銭！ (ウォーヨーチェン)」のセリフに笑ってきますが、まあいいでしょう。
さあ後は12月24日に台北に行くだけ！
相手の食べたい日本食レストランで待ち合わせることにして、ぼくは2017年12月24日を待ちました。
いよいよクリスマス・イブに待ち合わせ！！
店内にいた他のお客さんたち
さあ決戦の金曜日じゃなくて、土曜日です。この日は夕方6時にお店で待ち合わせ。
ラインを見てみると、どうやら初対面の彼女は遅れるようです。
まあそこはノープロブレム！その台湾人女子から指定されたお店に早めに着いたぼくは席に座り、出されたメニューをめくり時間を潰そうとしました。
しかしお店でメニューのページを半分くらいめくった時、日本一頭のいい東京大学の隣駅にある大学を卒業した賢いぼくは気づいてしまったのです。
「このレストラン、かなり高い！」という現実に。
- 松坂豚串 220台湾ドル (約800円)
- 鳥の唐揚げ 200台湾ドル (約730円)
- モヒート 240台湾ドル (約880円)
- プレミアムビーフプレート 1,000台湾ドル (約3,650円)
日本だとフツーに思えるかもしれませんが、ここは平均月収12万円の国・台湾です。
台湾人の感覚からしたら、1つのメニュー1,500円のお店に来てるのと一緒！！
「オレ、カネあるよ」と見栄を張ってみましたが、この高額メニューは予想外です……。
しかも一番予想外だったのは、ここにくる前に気づいたクレジットカード会社のぼくへの請求でした。
毎月10万円ずつ支払うリボ払い設定になってたから気づきませんでしたが、本来支払うべき金額が30万円分ほどあったのです……。
借金30万円とか全然カネないじゃん！！
ぼくは全くおカネなんてなかったのに、金持ちアピールして、こんな高いレストランに来てしまった自分を心の底から呪いました。
しかし！神様がぼくの身勝手さに罰を下すかのように、ちょうどいいタイミングで今回Tinderで待ち合わせした台湾人女子は登場しました……。
さあ地獄の借金デートの始まりです。
台湾人は一度にたくさんオーダーするけど……
今回のデートのお相手はMちゃん。台湾の台南市で生まれ、大学卒業後は台湾の首都台北市で働いているようです。
ちょうど日本で言えば、京都生まれの女の子が就職で東京に上京し、ずっと働いているようなものでしょうか？
ルックスは本人曰く、台湾版ミーガン・トレイナーを自称しているので、今回は素晴らしい食べっぷりを見せつけてくれそうです。
それに違わず、彼女はメニュー表の金額よりも自分の食べたいものを優先し、あっという間にテーブルの上にはたくさんの料理が並んでいました。
それを急速に平らげていく彼女。
そして全部食べ終えた後、目の前の台湾女子はこう言いました。
「あーあ、お腹空いちゃった。もっと食べたいなぁ♡」
(え？一回注文したのに、まだ食べたいの……？オレ、さっきメニュー表見た時点で食欲失ってるんだけど)
しかしぼくの心の悲鳴など聞こえるはずもなく、店員を呼んで、目の前の台湾人女子は注文していきます。
さらになぜか店員も毎回必ず「当店のオススメは3,650円のプレミアムビーフプレートです♡」と勧めてきます。
眼前で繰り広げられるアルマゲドンと言うべき世界の終わりの光景を見て、……もうすでにぼくにはデートを楽しむ余裕などありませんでした。
うっ……、もう我慢できません。
さっきから胸の高鳴りは収まらないし、伝えたい気持ちがあふれてくる。もうこれは言えない本当の気持ちを、ぼくは目の前の台湾人女子に告白(プロポーズ)するしかなさそうです。
「ねぇ、やっぱ今夜、割り勘にしない？」という言葉を……。
うおー、オレのこと嫌いになっていいから、マジで割り勘してくれーー！！
やっぱお金なんてなかったんだーー！！さっきクレジットカード会社から30万円分のリボ払い請求きてたし！！
これ以上借金を積み重ねるのは嫌なんだよーー！！
もうぼくには恋愛感情も、クリスマスデートも、はるか彼方に消え去ってしまいました。
しかしいくら台湾生活が2年になるとはいえ、どうやらぼくは本音と建前に生きる日本人だったようです。
その場で出てくる相槌は本音と裏腹なものばかり。
「いやー、キミ、日本語うまいね！」 (次は空気を読む勉強してくれると嬉しいかな！)
「今夜はマジで楽しいよ！！ 」(明日から地獄の節約生活！！)
ひたすら相手に気分良くなってもらおうとトークし続け、とうとうお会計の時間がやってきました。
高級日本食レストランのスタッフが見せてきた請求書の金額は……？
やたらとぼくらにプレミアムビーフプレート3,650円を勧めてくる鬼のような台湾人店員が、ぼくに見せてきた請求書。
……その金額はズバリ2,750台湾ドル (約10,030円)でした。
台湾で1万円のお会計……。台湾人の平均月収の1/12なので、台湾基準だとかなりの高額請求です。
現実逃避しようと台湾ビールをあおって気分を無理やりごまかしていたぼくも、請求書を見て一気に酔いが覚めました。
こうなったら奥の手だ。
やっちゃいけないことだとわかっていますが、振り向いて請求書をその子に見せようとするぼく。
しかし彼女は甲高い黄色い声でこう叫びました。
「きゃー！！ヤダー！！(笑) 私に見せないで！！」
振られた……。いま告白してなけど、確実に振られた。
女の子は押しに弱いって言うけど、この子に「割り勘しよう！」なんて強く迫っても絶対に無理そうです。
泣く泣くぼくは財布から現金を出し、お会計を済ませました。
サヨナラ、オレの3枚の諭吉……。あ、ここは台湾だったから蒋介石だった。
店を出るとぼくはすっかり戦意を喪失し、帰り道も迷いそうでした。
しかし今日はクリスマスイブです。少しでも思い出に残ることをしないと……。
焦ったぼくは口から、こんな言葉を口に出していました。
「ねぇ、クリスマスイブだし、手を繋がない？」
「えー、ワタシ、そんないきなり会った人と手を繋ぐ軽い女じゃないよー！」
「いや日本ではクリスマスイブはカップルじゃなくても、みんな手を繋いでるから！今日は特別！！」
半ば強引に手を繋いだぼく。そして考えました。
(手を繋いで1万円かぁ……、全然元取れないな)
ついゲスの極みのような考えが思い浮かんでしまうぼく。相手のことを考えないサイテーなシチュエーションとはこういう時のことを言うんでしょう。
しかし女の子もこんなことを言いました。
「あーあ、スターバックス飲みたくなっちゃった！ねぇ、スターバックス買ってよ♡」
あ、あれ？この子、ぼくのことをムービングATM (動くATM) だと勘違いしてるのかな……！？
これ以上この子といたら、オレは身ぐるみをはがされてしまう……！
「い。いや、夜にコーヒー飲んだら眠れなくなるからさ、もう帰ろう！！」
できる限りの作り笑顔で断るぼく。そして一刻も早くデートを終わらせようと、地下鉄へ向かおうとする帰り道の中で、ぼくは誓ったのです。
もう二度とお金持ってるアピールは女子の前でしないと……。
結論 台湾人女子に金持ちアピールしても、歩く財布か動くATMにしか見られない！！
というわけで、ぼくの体験レポートは以上です。
賢明な読者の方は記事を読む前から気づいていたかもしれませんが、
台湾人女子の前で金持ちアピールしても全然効果ありませんでしたッッッ！！！！
台湾人女性の中国語の先生からモテると聞いて試してみたんですが、台湾女子から
歩く財布、もしくは動くATM
だと思われるだけで、全く効果がなかったことを報告させていただきます。
よく考えると「他人のカネだと思うと他人事になって気が大きくなる」のは男女問わない人間心理なので、ぼくの作戦が根本的に間違えっていたのかもしれません……。
これから台湾で女性を口説きたい人はお金ではなく、他の部分でアピールしてみてください。そちらの方法のほうが確実におたがい幸せにになれるはずです……。
そしてキッカケは学校の女の先生から「お金あるって言えば、台湾人女性にモテるよ」と言われたことでしたが、ぼくが浅ましい考えで台湾人女性をデートに誘ってしまったことを、最後に謝罪したいと思います……。
さあ今度こそモテるために、自分磨きとエスコートをもっとがんばろっと。
ではまた……。
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