台湾にはハマっている方、そろそろ見るだけではなく、体験する台湾旅行を試してみませんか?
どうもこんにちは、台湾在住4年目のまえちゃん@Maechan0502です。んです。
さて数年前から続く静かな台湾ブーム!なんですが、そろそろ台北、台南の次に行くべき場所を知りたい人は多いのではないでしょうか?
ぼくもどこか新しい観光地ないかな?と探していたんですが、観光地ではない面白い台湾旅行方法を教えしてもらいました。
それが「台湾体験ツアー」です!
Finemakersという台湾の旅行会社さんが組んでいるんですが、これが日本のガイドブックに載っていない場所ばかりで、面白いんです。
タピオカミルクティーを自分で作れて、台湾伝統芸術センターで台湾文化を学べ、最後はあの台湾が誇る世界一のウィスキー工場カバランを試飲できるこのツアー!
前回の桃園(とうえん)ツアーに引き続き、宜蘭(ぎらん)も体験させてもらったので、紹介させてもらいます。
では行ってみましょう。
奇麗湾タピオカミルクティー文化館(奇麗灣珍奶文化館)
まずやってきたのは、宜蘭にある奇麗湾タピオカミルクティー文化館です。
2014年にオープンした新しいこの施設。
ここの特徴は台湾発祥のタピオカミルクティーの歴史を学べたり、レストランでタピオカミルクティーを飲めること!
……なんですが、一番のメインはタピオカミルクティーを自分で作れることなんです!
毎日4回やっているこのタピオカミルティー教室は、1人230台湾ドル(ツアー参加の場合は含まれています)払うと、マイタピオカミルクティーを作れます。
このように教室には、50嵐や貢茶で見かけるシェイカーとマドラーがテーブルの上に置いてあり、台湾人のスタッフさんがやり方を教えてくれるんです。
シェイカーにお茶と粉末ミルクを混ぜて、さらに砂糖を測って混ぜます。
渡されたガラス瓶を使って、タピオカを入れてから、ミルクティーを注いでいきます。
はい!これで完成です!
ぼくも台湾に住んで4年経ちますが、いつも50嵐などで買っているタピオカミルクティーを自分の手で作れるとは思いませんでした!
その場で飲むこともできますし、オリジナルのステッカーを貼って持ち帰ることもできます。
瓶も持ち帰れるので、日本の自宅に帰ったら、自分で覚えたタピオカミルクティーを作るのもいいかもしれません。
ちなみに奇麗湾タピオカミルクティー文化館では、お土産(おみやげ)用の自宅で作れるタピオカミルクティーセットもたくさん売っています。
ぼくもさっそく覚えたタピオカミルクティーを作ろうと、お土産セットを買ってしまいました(笑)
台湾にとハマっていればいるほど、ここで体験できるタピオカミルクティー作りと、お土産コーナーには興奮できることでしょう。
ええ、ぼくのように……。
台湾国立伝統芸術センター(台湾國立傳統藝術中心)
続いてやってきたのが、台湾国立伝統芸術センター(台湾國立傳統藝術中心)です。
ここは台湾で大切にされてきた伝統文化を、東京ドーム5個分の敷地にぎゅっと詰め込んだ場所で、2002年に建設されました。
この台湾国立伝統芸術センターのすごいところは、ただ観光地に行くだけでは学べない知識を学べることです。
たとえば台湾の廟(お寺)に行っても、正式なお祈りのやり方を知らない人は多いんじゃないでしょうか?
ぼくが行ってビックリしたのは、台湾国立伝統芸術センターではキチンとその辺りも解説されていることです。
「神様の名前を呼び、自分の名前を告げる。住所を言って、願い事を伝える」
この一連の流れを立て看板に書いてあるので、ぼくは初めてお祈りの正式なやり方を学ぶことができました。
日本人用の日本語訳がないのは残念だったんですが、漢字があるのでなんとか理解できるかと思います。
また体験するスペースもたくさんありました。
藍染めを体験できたり、自分でお茶を入れられたり……。
このツアーでは2時間から2時間半ほど見学できるんですが、時間が絶対たりないと思えるほど、いい場所でした。
自分で台湾に興味を持った人は、大人の修学旅行気分を味わえて楽しいハズです!
金車カバランウイスキーワイナリー(金車噶瑪蘭威士忌酒廠)
最後にやってきたのが、ここ10年でお土産として有名になってきた台湾のカバランウィスキー工場です。
このカバランのウィスキー工場は宜蘭の員山という場所あります。それは員山の水が台湾で一番美味しいと評判だからなんです。
広い工場は二つの観覧スペースに分かれています。一つ目はウィスキー工場の見学です。
階段を上っていくと、ウィスキーがどうやって熟成されていくか?などの過程を知ることができます。
また麦芽などを手に取り、確かめることも可能です。
こんな感じで、いま台湾のお土産として人気を集めているカバランの工場を見学できるのは、すごく興味深い観光ができるんじゃないでしょうか?
そしてもう一つはカバランウィスキーの試飲です!
工場見学が終わったあと、隣に併設されている試飲スペースで飲むことができます。
最近やっと名前を聞くようになったカバランウィスキーなので、名前は知っていても飲んだことなかった人は多いのではないでしょうか?
実はぼくもそうだったので、ここで試飲できたのはすごく嬉しかったです!
他の観光客の人も、物珍しげに眺めて、テイスティングしていました。
2006年に初めて作られたカバランウィスキーは、2009年に世界的なウィスキーの賞を受賞。その後も継続して賞を取り続けています。
試飲が終わったあとは、お土産スペースで飲んだばかりのウィスキーを買えます。
日本でも工場見学と試食(もしくは試飲)、お土産スペースを兼ね備えた工場はたくさんありますが、台湾でも増えているようてす。
ウィスキーが苦手な人にはコーヒーもある
ただ、なかには「ウィスキーがダメだ」という人もいることでしょう。
しかしそんな人も安心して楽しめるように、2階にはブラウンコーヒーというカフェが併設されています。
実はこのカバランの工場、台湾で有名なカフェチェーン店のブラウンコーヒーの会社が母体となって、別ブランドで建てたんです。
しかも普通のブラウンコーヒーのお店だけではなく、ここはスペシャリティコーヒーという厳選されたおいしいコーヒー豆を出してくれます。
「ウィスキーはダメだし、ブラウンコーヒーも街中で飲めるから惹かれない」
という人は、2階のここでスペシャリティコーヒーを飲むのもいいのではないでしょうか?
帰宅はホテルにそのまま届けてくれる
宜蘭の3カ所をまわった後は、車に乗って帰ります。
貸切のチャーター便なので、自分のホテルの前まで届けてくれて、本当によかったです!
宜蘭のこの内容の場所を自分でまわろうと思ったら、かなり時間がかかります。
台北のホテルから駅やバスステーションまで行って電車やバスに乗り、宜蘭駅まで到着したらタクシーの手配。
タピオカミルクティー体験工場などに到着したら、入場券の購入なども必要です。
これをやって、さらに帰りは同じように台北まで帰るとクタクタになるはずなので、何も考えずに目的地を楽しむことだけに集中できました。
Finemakersの宜蘭日帰りツアーの値段
さてここまでFinemakersの宜蘭日帰りツアーの内容を紹介してきました。
しかしこのツアーの値段はいくらになるんでしょうか?
気になる値段はこちらの通りです。
セダン車(最大4人乗り) 9,600台湾ドル(約3万5,500円)
ワゴン車(最大7人乗り) 12,800台湾ドル(約4万7,000円)
(タピオカ文化館体験料金と國立傳統藝術中心チケット人数分付き)
※日曜日は宜蘭県が交通規制を出しており、ドライバー含め3人以下のツアーはできません
※日本円の料金は1台湾ドル3.7円で計算しています(2018年7月現在のレート)
貸切のチャーター便なので、1人で利用しても、4人で利用しても一緒です。
なので、なるべく多くの人と利用したほうが金銭的負担は減るでしょう。
ツアーは車を1台貸し切ったあたりの料金です。だから1人でも、4人で利用しても値段は一緒になります。
だからわかりにくいので、人数別の料金を計算してみました。
セダン車を借りた時の宜蘭ツアー人数別の個別料金
1人 9,600台湾ドル(約3万5,500円)
2人 4,800台湾ドル(約1万8,000円)
3人 3,200台湾ドル(約1万2,000円)
4人 2,400台湾ドル(約9,000円)
※日本円の料金は1台湾ドル3.7円で計算(2018年7月現在のレート)
4人乗りのセダン車を借りた場合、3〜4人乗りした時にお得感が高まってくるとぼくは感じました。
友達と3人で行ったり、家族4人で行くといいのではないでしょうか?
人数が多ければ多いほど、みんなで足並みをそろえて公共交通機関に乗るのは大変なので、そんな時に向いていると感じます。
もちろん2人で行ってもいいんですが、その場合は若干割高になるかと思いました。
ワゴン車を借りた時の宜蘭ツアー人数別の個別料金
4人 3,200台湾ドル(約1万2,000円)
5人 2,560台湾ドル(約9,500円)
6人 2,133台湾ドル(約8,000円)
7人 1,828台湾ドル(約6,800円)
※日本円の料金は1台湾ドル3.7円で計算(2018年7月現在のレート)
Finemakersの宜蘭日帰りツアーのメリット
それでは最後にFinemakersの宜蘭日帰りツアーのメリットとデメリットを正直にまとめてみたいと思います。
まずメリットから紹介します。
1人で行くとまわりにくい宜蘭のスポットにまとめて行ける
宜蘭県は台北からバスやタクシーを使うと、1時間くらいで行ける東海岸の県です。
ただし!ここは1カ所、1カ所の観光スポットが非常に遠いんですね……。
地図で見ると、タピオカミルクティーを作れる場所も、国立伝統芸術センターも、カバランウィスキーの工場も、どこも駅から離れていて車がないとたどり着けません。
2カ所くらいならまわれるかもしれませんが、現地でのタクシーを捕まえるのもけっこう大変です。
まとめていくなら、ツアーという選択肢は充分ありではないかと感じました。
体験スペースの時間に間に合うよう、ツアー会社側が時間管理してくれる
もう一つぼくがすごくいいな!と感じたのは、体験スペースの時間に間に合うように、ツアー会社側が時間管理してくれることです。
タピオカミルクティー体験は1日4回、カバランウィスキーの試飲も時間が決まっています。
自分で計画を組んでいこうとすると、「電車やバスに乗り遅れる」、「タクシーをつかまえられない」などの不確定要素で悩まされて、間に合わないことも多いです。
一方でツアーだったら、朝9時半の集合場所に間に合えば、あとは最後まで予定通りに行動できます。
2泊3日や3泊4日の旅行だったら時間を有意義に使えるので、時間のない人にはすごくいいサービスだと感じました。
日本語を話せる運転手さんがいるので、タクシーチャーターするより安心できる
またFinemakersの運転手さんは全員日本語が話せます。
タピオカミルクティーの体験イベントでは日本語が話せない店員さんに当たってしまいましたが、運転手さんに重要な部分を訳してもらうことで乗り切ることができました。
通訳さんもついたツアー旅行だと思うと、貸切タクシーのお得感は高まるのではないでしょうか?
Finemakersの宜蘭日帰りツアーの注意点(またはデメリット)
一方でデメリットというか、向いていない人もいると思うので、そこにも正直に触れてみます。
台湾旅行初心者には向いていない
まず最初にこのツアーを選ぶ時に気をつけてほしいのは、台湾のディープスポットを巡るツアーだということです。
タピオカミルクティー文化館も、国立伝統芸術センターも、台湾のことをある程度知っていないと楽しめません。
その代わりに、一度でも台湾でタピオカミルクティーを飲んだり、廟(お寺)でお参りしたことがあると、今までの台湾旅行で疑問に思ったことが全てつながります。
2度目以降に台湾旅行するリピーターさん向けのツアーだと感じました。
逆に台湾に慣れている人は、ぼくのように「こんな面白い場所があったんだ!」と感動できるので、台湾にハマっている人ほどオススメです。
日帰り宜蘭ツアーだけど、宜蘭のスポットには行かない
また気をつけてほしいのは、日帰り宜蘭ツアーだけど、宜蘭の観光名所には行かないことです。
宜蘭の美しい海岸線には行かないし、宜蘭名物のネギも食べない(お土産では買えます)、蘇澳の冷たい温泉もめぐりません。
ツアーで宜蘭には行きますが、宜蘭ではなく台湾全体の文化を一歩踏み込んで感じ取るツアーになっていました。
反対に台湾全体を感じられるツアー内容なので、台湾旅行2〜3回目の人でも充分楽しめるのではないかと思います。
まだまだ日本語翻訳の少ない観光地に行くので、少しわかりにくい
3つ目は行く観光地の日本語訳がまだまだ少ないことです。たとえば国際伝統芸術センターなどは、日本語訳があまりありませんでした。
台湾の旅行会社が組んでいるツアーなので、移動は車を使うから便利だけど、行った先はディープな台湾観光スポットという感じです。
中国語が分からないけど、なんとなく読み取って理解する。もしくはがんばって中国語の分からない店員さんとコミュニケーションを取れる人が向いています。
ただツアー内容的に、1カ所と3カ所は日本語の話せるガイドさんが一緒なので、2/3は安心です。
貸切チャーターのタクシーなので、1人か2人で利用すると高い
またこのツアーは貸切のチャーター便で行われます。
その値段が1台9,600台湾ドル(約3万5,500円)なので、1〜2人で利用するにはハードルが高いと感じました。
お金に余裕ある人は、2人で車を貸し切って利用しても充分楽しめるかと思います。
ただそこまでの余裕がない人は、3人から4人での利用がいいかな、とぼくは感じました。
9,600台湾ドル(約3万5,500円)という金額は、セダン車一台の貸切の値段です。
車に乗る人数が多くなればなるほど、割り勘すると1人あたりの金額が安くなるので、多くの人数で利用するのをオススメします。
まとめ Finemakersの日帰り宜蘭ツアーは台湾リピーターにオススメ!
というわけで、どうだったでしょうか?Finemakersの日帰り宜蘭ツアーは。
ぼくが実際に体験してみたところ、宜蘭に興味がある人向けよりも、台北に一度来たことがあって、もっと深く台湾を知りたい人にオススメ!と感じました。
個人的に心からオススメしたいのは、3カ所まわった観光地のすべてが本当に良かったことです。
タピオカミルクティーを自分で作れて感動的だったし、国立伝統芸術センターは台湾さんのお茶をゆっくり淹れて、落ち着いたひと時を味わえました。
お土産に気になっていたカバランウィスキーも試飲できたので、本当に台湾が好きであればあるほど満足度の高いツアーになっています。
一方で気になったのは、貸切チャーターツアーの値段です。1〜2人で申し込むには高いので、家族旅行や友達と来た時にいいんではないでしょうか?
小さい子供さんがいる人は、どこも安全な敷地内で遊ぶので、すごく安心ではないかと感じました。
気になった方は、こちらのFinemakersさんの公式ホームページから申し込むことができます。
⇒ Finemakersの日帰り宜蘭ツアーの申し込みはこちらからどうぞ
それでは楽しい台湾旅行を!
ではまた。
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