
台湾に来たら、台湾茶を買って帰る人は多いですが、茶器の街・鶯歌へ行ってお気に入りの茶器を買うのはどうでしょう?
きっとお気に入りの茶器が見つかるはずです。
どうもこんにちは、台湾在住4年目のまえちゃん@Maechan0502です。
さて、台湾旅行というと台湾茶が有名ですが、意外とそれを入れる器は有名ではありません。
しかし台北から30分で行ける新北市の鶯歌という街は、陶器が名産なんです。
初めての台湾旅行で行くにはマニアックでオススメできませんが、台北の観光地に行き飽きた人や茶器を買いたい人にはオススメです。
この記事では鶯歌のオススメスポットを5つ紹介しました。
ちょっと変わった鶯歌小旅行をどうぞ。
台北から鶯歌への電車での行き方

陶器の街、鶯歌への行き方は台北からだと簡単です。
台湾鉄道に乗って、30分ほどかかれば、到着します。

だいたい台北駅から鶯歌駅は區間列車(各駅列車)に乗って、27分から35分ほどかかるので、30分くらいと見積もっておけばいいでしょう。
切符の値段は31台湾ドル(約125円)。
台北市から隣の新北市まで、茶器の街を訪れるちょっとした小旅行です。


鶯歌駅で降りると改札前に陶器があるので、この時点で陶器が観光のメインだということがよくわかりました(笑)
鶯歌には
- 鶯歌駅前のトンネルの壁画と観覧台
- 三鴬之心空間芸術特区と三鴬芸術村
- 新北市立鴬歌陶磁博物館
- 風清堂(日本語の話せるスタッフのいる茶器屋さん)
- 鶯歌老街
という5つの名所(スポット)があるので、ここからはそのスポットを紹介します。
鶯歌駅前のトンネルの壁画と観覧台

鶯歌駅を降りて、まっすぐ歩くと、目の前にトンネルがあります。
壁一面に青い色で描かれているので、インスタスポットという感じです。
最近の台湾人が押し寄せる観光地にはインスタ映えするスポットが併設されているので、これもその一つなんでしょう。



使われていない建物をうまく費用をかけずに使い、綺麗な写真を撮れるスポットに仕上げています。
派手さはないですが、駅からすごく近いので、寄ってみる価値はあると感じました。

トンネルをくぐると、こじんまりとした観覧台があります。
ここから鶯歌の観光スポットである「三鴬之心空間芸術特区」を眺めることができました。
ここまで近いので、できればそこまで歩いていきたいところなんですが……、

残念ながら、今は工事中でした。ここからは歩いていけないので、遠回りしなくてはいけません。
工事が終わるまでは壁画だけ見て、すぐに出て公園に向かうのがいいとぼくは感じました。
三鴬之心空間芸術特区と三鴬芸術村

鶯歌駅から歩いて15分くらいの距離に、三鴬之心空間芸術特区という広い公園があります。
ここのメインは巨大な陶器の置物のオブジェです



このような形で、巨大な陶器が並んでいます。
最近では日本のネットメディアでも、ここがインスタ用の観光地としてオススメだと勧められるようになりました。
台湾に住んでいるぼくからすると、「よくもこんなマニアックな場所を探してきて、インスタスポットとして紹介したな」と思わず感心してしまいましたが、実際に行ってみると楽しかったです。

いくつかインスタスポットがあり、ぼくも一緒に行った友達に写真を撮ってもらいました。



あとは三鴬之心空間芸術特区自体は、広い公園になっており、サイクリングやランニングをするのに適してます。
写真を加工すると、だいぶ印象的な写真ができるので、ちょっとフォトウォークにもいいかと感じました。

三鴬之心空間芸術特区は桃園MRTが通る予定で、あと数年したら行きやすくなること確実です。
晴れた日に時間があったら、ここにきて散策すると気持ちいいかと感じました。
ただし、本当に広くて疲れるので、真夏日はあまり歩かない方がいいです(笑)
住所:
新北市立鴬歌陶磁博物館

三鴬之心空間芸術特区の近くには、新北市立鴬歌陶磁博物館もありました。
台北の故宮博物院は中国4,000年のお宝を集めた場所ですが、こちらは中国の庶民の暮らしで使われてきた陶器の歴史です。
中国本土の陶器の歴史や台湾人の陶器の暮らしを深く知りたい人にオススメです。
日本人的にはクーラーの効いている館内や併設されてるカフェで涼んだり、車の来ない場所で安全に回れるのがメリットかもしれません。


館内に入る前に、隣に併設されている売り場で切符を買いましょう。
80台湾ドル(約320円)で購入できるので、めちゃめちゃ安いです。


陶器の展示物は、系統立てられて解説されてます。
解説は中国語と英語のみです。ただカウンターで日本語の音声ガイドを貸し出してくれるので、それを借りれば、理解はできることでしょう。


外の庭ではオブジェが置いてあったり、陶器作りの体験教室もやっていました。
どちらかというと中国・台湾の陶器の歴史を学びたい人向けで、サッと観光する人には向いていないかとぼくは感じました。
住所:新北市立鴬歌陶磁博物館
風清堂壷芸館(日本語の話せるスタッフのいる茶器屋さん)

風清堂は日本語話せる台湾人スタッフのいるお店です。
新北市立鴬歌陶磁博物館と、鶯歌老街の間くらいにお店があるので、立ち寄りやすい場所にありました。
ここでは日本語の話せるスタッフさんがいるので、日本語で相談しながらほしい茶器を買えるのがメリットです。



ちなみに茶器のお値段は、安いものから高いものまで一通り揃っています。

ぼくは金魚柄の茶葉を入れて、お湯を注いだらお茶が出る陶器のカップを買いました。
これは二重構造になっていて、中に入ってる穴が空いた陶器に茶葉を入れてお湯を注ぎ、出たら抜くという仕組みのもの。
外はマグカップとして使えるので、わざわざ急須に入れる必要もなくて便利!
あとお茶のことを勉強している友達に聞いたら、金網で入れるよりも陶器のほうが金属の味がしないので、美味しく飲めるそうです。
300台湾ドル(約1,200円)で購入できるので、鶯歌まで来たらこういう商品を、台湾土産として持って帰るのはアリでしょう。
てか、自宅で気分良くお茶を入れてホッとしたいなら、ここで茶器を買うのはオススメです。

住所:風清堂壷芸館
鶯歌老街

鶯歌に来たら一番訪れてほしいのが、鶯歌老街です。
ここは一番陶器のお店が集まっており、またお茶を飲めるお店や名所のスターバックスなどもあります。
日本語の通じるところはほとんどありませんが、買い物やお茶を飲める観光スポットとして一番楽しめるところはここだと感じました。


こちらはレンガ造りのお店をリノベーションしたスターバックスです。
陶器で形取られた壺はインスタスポットになっており、台湾人は鶯歌老街にきたら、ここで写真を撮りたがると聞きました。


他にも茶器がたくさんのお店で売っており、綺麗な湯のみがたくさんあります。
特に台湾名物の客家花布をデザインした茶器は綺麗で、これはお土産にぴったりかと感じました。
先ほどの風清堂よりもたくさん置いてあったので、たくさんの種類の中から選びたかったら、こちらで選ぶのもありでしょう。


あととある茶器のお店では、陶器を焼く釜を改造した長いトンネルを潜れる場所もありました。
ぼくはここを潜ってみたんですが、自分が焼かれる前の陶器になった気分がして楽しかったです。
あとここの窯の距離が長いこと、長いこと!それも面白かったです。




あと、お茶を入れる急須や道具が綺麗な店舗に並べられているお店も。
ここは九份にも支店があるらしいんですが、こちらのお店の方がじっくりと置いている茶器を見ることができました。

他にも台湾茶を飲めるカフェがあったりして、ショッピングやグルメが楽しめます。
見所もたくさんあるのて、ここだけ行って帰ってくるのもありだとぼくは感じました。
インスタスポット、体験型スポット、ショッピング、グルメ、全部が揃っているのはここなので、鶯歌に行ったらここだけは必ず行ってほしいです。
住所:鶯歌老街
まとめ

というわけで、どうでしたでしょうか?
今回、日本から台湾好きの友達が来たのでぼくは一緒についていったのですが、茶器の街の鶯歌はなかなか面白いスポットでした。
もちろん誰にでもオススメできるわけではありません。
九份や十分、故宮博物院など、王道観光スポットと比べるとだいぶ見劣りがしてしまいます。
鶯歌は陶器に特化したマニアックな場所なので、茶器がほしい人や、台湾リピーターで台北に飽きた人が行くといいでしょう。
まわるにしてもぼくが行った場所を全部まわるのではなく、
- 鶯歌老街
- 風清堂
で茶器だけを買い求めると、時間効率よくまわれます。
時間に余裕があれば、博物館や公園に行くといいのではないでしょうか?
しかし、台湾のいろんな観光スポットに行った後だと、陶器一つだけを推している鶯歌は一周まわって特別に感じられました。
これも台湾の名産なので、台湾茶と一緒に鶯歌でお気に入りの茶器を探してみるのも楽しめるはずです!
それでは楽しい台湾旅行を!
ではまた。