外国人の友達を自分の地元に案内したことってありますか?
こんにちは。ワーキングホリデーを終えて、日本に帰国してきたまえちゃん@Maechan0502です。
ぼくは2013年の夏に3ヶ月に及ぶフィリピン英語留学から帰ってきました。そしてその後1年に及ぶオーストラリアワーホリを経験しています。そこで台湾人を始め、外国人の友達ができたので、なんと嬉しいことに外国人の友達がぼくの育った横浜の街を訪ねてくれるようになりました。
せっかく日本に来てくれたんだから、自分の地元をめっちゃいいところだと思ってほしい!
そう思って、ぼくはよく来る台湾人の友達を反応をうかがいつつ、満足度の高い横浜観光ガイドを自分で作ってみました。
名付けて「台湾人のための横浜観光ガイド」 普通に横浜観光の王道のコースを辿ったので、そのまま横浜を初めて訪れる外国人の友達や、日本人にも使えるかと思います。
しかしそれだけだとガイドブックを見ればわかるので、地元・横浜の人間だからこそ案内できる晩ご飯のスポットも入れておきました。
ガイドブックに載っていないから変化球だけど、実は昭和の日本っぽいドストライクの場所は、間違いなく日本の良さを味わいたい外国人の友達の満足度を高めてくれると思います。
このガイドが横浜を台湾人と一緒に訪れる人の役に立てばいいし、さらに自分の地元なら「外国人にこう案内する!」というガイドを作ってもらったら嬉しいです!
では行ってみましょう。
1.桜木町駅で待ち合わせ
まずはJR桜木町駅で待ち合わせしましょう。ランドマークタワーが目の前に見える桜木町駅。みんなが想像するランドマークタワーや赤レンガ倉庫があるThe Yokohamaのイメージは、横浜駅ではなく桜木町駅です。
こちらの改札でお昼くらいに待ち合わせするのがいいかなと思います。
ランドマークタワーのChef’sでランチ
次にランチを食べにいきましょう!ランドマークタワー5階にあるChef’s Vというお店はどうでしょうか?
港町ヨコハマのシンボルである日本丸と海を眺められるこのお店は、景色が最高でです。
ランチなら1,000円くらいだし、野菜をたっぷり使ったメニューはヘルシーで味もよし。
こちらでゆっくりランチを取ったら次の場所へ向かいます。
横浜ランドマークタワー店|シェフズブイ~chef’s V~野菜の力と大地の恵み|モスダイニング
カップヌードルミュージアム (安藤百福発明記念館)で遊ぶ
ランチも食べてお腹もふくれたところで向かうのが、ワールドポーターズという横浜の遊園地のすぐそばにあるカップヌードルミュージアムです。
ランドマークタワーのすぐ隣にある観覧車の近くですね。
ここではなんとオリジナルのカップヌードルを作れちゃいます!自分でパッケージに絵を描き、スープと具材を4つ選んで、パッケージできるオリジナルのカップヌードル。横浜のおみやげにピッタリです。
今回一緒に行ったランスも大喜びでした。やっぱりこういう体験できるアクティビティって楽しいですよね。
そしてここに一緒に来てくれた台湾人に説明してあげたいことが1つあります。
それは日清食品の創業者・安藤百福は、実は台湾人だったってことです。
日本統治下の台湾に生まれた安藤百福は日本人として育ち、そして戦後も日本に残って会社を興し、その後中華民国国籍から日本国籍を取得します。
館内のパンフレットには載っていないので、Wikipediaを見せてあげるか、入り口は行って右手のおみやげコーナーに伝記があるので、それを見せれば「台湾生まれ」という事実が載っています。
ここでは安藤百福の偉大な発明精神を体験できるのですが、せっかく来てくれた台湾人の友達に誇りを感じてもらうために、その事実を伝えてあげたいところです。
ぼくが台湾人のランスにそれを伝えたら、目が輝いていました(笑)
赤レンガ倉庫でショッピング
カップヌードルミュージアムを後にしたら、赤レンガ倉庫に歩いて行きましょう。こちらも徒歩10分くらいです。
喉が渇いた頃だと思うので、この中で抹茶のドリンクを飲むといいと思います。なぜなら抹茶は台湾を始め、アジアで大人気だからです。
やっぱりぼくが台湾に行って、そんなスターバックスを飲みたくないように、台湾人もどこでも飲めるものは飲みたくないもの。抹茶は日本オリジナルの飲み物なんで、ぜひ飲んじゃいましょう。
そして赤レンガ倉庫といえば、実はショッピングモールなんです。
ぼくの台湾人の女友達、ヴィンシーに言わせれば、「横浜の赤レンガ倉庫には、東京より安くて可愛いものが一カ所に揃ってる!」と言っていました。
台湾人女性は買い物がメチャメチャ長いので、ここにくる時は時間に余裕を見ておきましょう。2時間待ちぼうけという悪夢貴重な経験を味わえます。
「買い物終わったら連絡して」と別の場所にいるのが、ある意味正しい待ち方かもしれません……。
ま、台湾人男性って優しすぎるんで、文句の1つも言わずに待ってるんですけどね。一緒に行く台湾人女性にいい印象を持ってもらいたかったら笑顔で待ちましょう……。
大桟橋で夕日と夜景を眺める
夕日を眺める台湾人のケン
赤れんが倉庫を出たら、対岸に見える大桟橋まで移動します。海沿いを歩けば着くので、そのまま歩いて行ってください。今度は15分くらいでしょうか。
一言で表せば、大桟橋はフェリー乗り場です。横浜は港なので、ここからクルーズツアーや東京の小笠原諸島へのフェリーが出ています。
しかしここに来たのはフェリーに乗るためではありません。そう、ここは横浜で一番綺麗な夜景が見れるスポットなんです!
実はランドマークタワーで1,000円の高い入場料払って、ちょっと古びた展望室の内装から横浜を眺めても面白くありません。ランドマークタワーはたかだか297メートルだし、東京タワーや東京スカイツリーに高さで劣ります。
それならランドマークタワー、赤れんが倉庫、パシフィック横浜、横浜の湾岸が一望できる大桟橋のほうが綺麗です。しかも無料 (タダ)で見れるんですから、絶対こちらのほうがいいですよね。
できれば日が沈む時間ちょうどに行って、夕日が沈むマジックアワーを眺め、そして夜景になっていく時間を狙っていくのが素敵です。
赤い靴バスで桜木町まで移動
さて綺麗な横浜の夜景を眺めたら、晩ご飯の時間です。大桟橋からだと、横浜中華街がものすごく近いのですが、台湾人の友達に「晩ご飯は中華街だよー」と言ったらゼッタイ怒られます(笑)
日本人が台湾まで行って、和食を食べさせられるようなもんですよね。しかも横浜中華街は夕食だと1,500円から3,000円くらいするほど高いです。
というワケで、いったん桜木町駅まで戻ります。
ここで使えるのが赤い靴バスです。赤い靴バスは横浜の観光名所を巡ってくれ、平日は1時間に3本、休日は1時間に4本も走ってくれています。
しかもなんと1回の乗車賃は100円です!さすが横浜市ですね!
古き良き横浜が残る野毛で飲み!
桜木町駅に着いたら、ぼくらはランドマークタワーがあるのとは逆方向の出口に向かいましょう。
そう、野毛山動物園のある野毛の飲屋街です。ここは全く観光地化されておらず、横浜で育ったぼくでも数年前にその存在を知りました。
さてここが今回の最高の横浜観光スポットです。台湾人は食べるのが大好き。しかもここには昔ながらに飲屋街が軒を連ねています。
野毛には焼き鳥、刺身、中華料理。掘りごたつのお店もあれば、おでん屋さんもあります。いっぱいあるので一軒にずっといないで、お酒と数品のツマミを数人で割り勘し、他のお店をはしごしたいとこです。
これだと1,000円から1,500円で一軒まわれるくらいのリーズナブルさ。これが野毛の「せんベロ」 (千円でベロベロに酔っぱらえること)です!
ぼく自身がそうなんですが、やっぱり旅行に来たらその土地のものを食べるのが旅行の醍醐味。そして昭和の日本っぽい雰囲気が最高です。特に外国人向けのメニューもないし、種類を説明しながら注文してあげると喜ぶと思います。
クジラの刺身
台湾人の友達のランスは「クジラって初めて食べたけど、こんなに美味しいもんなんだね!」と感激してました。
ぼくの野毛のオススメは名物おばあちゃんのいる武蔵屋、最高に美味しいクジラが食べられる小半、野毛で一番焼き鳥の美味しい末広。そしてヒワイでくだならいメニューを注文できる中華料理の三陽です。
締めは横浜ラーメン発祥の地 吉村家で
野毛で美味しいつまみとお酒を飲んだら、締めはラーメンにしましょう。桜木町駅から横浜駅に移動します。
横浜ラーメンと言えば家系です!しょうゆ豚骨の濃厚スープに、中太ちぢれめん。トッピングにほうれん草が必ず乗ってる横浜ラーメンの歴史は、この吉村家から始まりました。
ラーメンに満足げな台湾人のランス
ぼくは台湾人との友達が来るたびに必ずこのお店に連れて行っているのですが、いつも大好評です!
ただちょっと日本のラーメンは台湾人にとってしょっぱいので、薄味でオーダーしてあげたほうがいいと経験上感じます。自分はふつうの濃厚な味を頼み、あとで味を分けてあげるといいでしょう。
お腹もいっぱいになったところで、台湾人のための横浜観光ガイドは終了です!
まとめ 外国人の友達を案内すると、自分も地元の魅力を再発見できる
横浜ではしゃぐ台湾人と中華系カンボジア人
さていかがでしたか?地元の人間が案内する台湾人のための横浜ガイド。横浜が初めての台湾人に、その魅力を半日で伝えられるツアーになってるんじゃないかと思います。
そしてぼく自身、台湾人の友達を何度も案内することで、自分が0歳から育った街を再発見しました。台湾人のケンが遊びにきた時は、彼のリクエストで横浜にあるアンパンマンミュージアムに行ったし、台湾人のヴィンシーが来た時は赤レンガ倉庫のショッピングで長時間待った経験があります。
どちらも一緒に行かなかったら、赤レンガ倉庫が外国人女性ウケするショッピングスポットなのに気付かなかったし、アンパンマンミュージアムが横浜にあることすらしかなかったでしょう。
そして今回台湾人のランスと野毛に行った時は、横浜の人の良さを再発見したんです。ぼくはずっと日本人同士ののよそよそしい感じが嫌いでした。一定の距離を保ち、知らない人に何かあっても見て見ぬ振りをする。ぼくは日本人が冷たく、誰にでも優しい台湾人とは真逆だと思っていました。
しかし野毛の飲屋街を台湾人のランスと訪れたとき、みんなお客さんが酔っぱらっているからフレンドリーにぼくらに話しかけてくれました。
なんだ、これ!?ここは台湾の夜市か!?とぼくが一番ビックリしました。ぼくが台湾独自の良さだと感じていた面が、自分の地元・横浜にもあっただなんて。
ぼく自身、外国人の友達を案内することで新しい魅力を発見し、自分の地元が誇らしくなりました。
フィリピン英語留学時代のルームメイト・台湾人のケンと一緒に
これって本当に面白いもんです。だからこれからもっと外国人の友達を案内して、この横浜観光ガイドももっと充実させたいと思ってます。
ではまた!
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